お子様と一緒に今日からできる、いざというときの準備

子育て世代必見!災害に備える「減災3箇条」と家づくりでできる備え

地震、台風、豪雨など、自然災害が多い日本。特に小さなお子さまがいるご家庭にとって、いざというときに家族を守るための「備え」はとても大切です。
今回は、子育て世代に向けて、災害時に役立つ【減災3箇条】と【家づくりでできる備え】について分かりやすくご紹介します。


【減災3箇条】家族を守るために今できること

1. 家族で「防災会議」を開こう

災害が起きたとき、家族がどこにいるかわからない状況も考えられます。
日頃から「どこに避難する?」「連絡が取れないときはどうする?」などを家族で話し合い、ルールを決めておくことが大切です。
お子さんにもわかりやすく、「災害ごっこ」など遊びの中で伝えるのもおすすめです。


2. 必需品は“すぐ取り出せる”場所に

防災グッズは準備しているけれど、押し入れの奥にしまっていては意味がありません。
「持ち出し袋」は玄関やリビングの目に付く場所に。
特に子育て家庭では、以下のようなグッズを忘れずに備えておきましょう。

  • おむつ・ミルク・哺乳瓶
  • 子どもの靴(予備)
  • おもちゃ(不安を和らげるもの)
  • 母子手帳・保険証のコピー

3. 地域の避難情報を把握する

自宅がどんな災害リスクのあるエリアか、ハザードマップを活用して確認しましょう。
また、避難所や避難経路、ペットの同伴避難の可否なども要チェック。
日頃から地域の防災訓練に参加しておくことで、いざというときにも慌てずに行動できます。


【家づくりでできる減災の工夫】

◆耐震・制震・免震構造の検討

地震に強い家をつくるためには、建物自体の強さがカギです。
新築の場合は、耐震等級3(最高等級)を取得することで、震度6〜7の地震にも耐えられる設計に。
また、リフォームでも耐震補強や家具の固定など、できる対策があります。


◆停電・断水に備えたライフライン対策

太陽光発電+蓄電池や、非常用給水タンクの設置なども、子どもがいる家庭にとっては安心材料になります。
また、ガスコンロの他にカセットコンロも常備しておくと、食事の確保に役立ちます。


◆収納計画と防災動線の工夫

災害時にスムーズに避難できるよう、家の間取りにも配慮が必要です。
玄関近くに防災用品をまとめて収納したり、出入り口の近くに靴や懐中電灯を設置するなど、動線の工夫が減災につながります。


まとめ|備えは「暮らしの中」に取り込むことが大切

防災対策は、特別なことではなく、日々の暮らしの中に自然に取り入れることが大切です。
子育て世代にとって、「守るべきもの」が多いからこそ、家族みんなで“備える習慣”をつくっていきましょう。


あなたの家は、家族を守れる家ですか?
この機会に、ぜひご家庭の防災対策を見直してみてください。