新築戸建てを購入する際の初期費用とは？
新築戸建てを購入する際の初期費用とは？内訳と注意点を徹底解説！
新築戸建ての購入を検討されている方にとって、物件価格はもちろんのこと、それ以外にかかる「初期費用」も大きな関心事ではないでしょうか。初期費用は「諸費用」とも呼ばれ、物件価格の5〜10%程度が相場といわれています。しかし実際には、購入するエリアやローンの組み方、オプション工事の有無などにより、その金額は大きく変わることもあります。
今回は、新築一戸建てを購入する際に必要となる初期費用の内訳や、注意すべきポイントについて詳しく解説していきます。これからマイホームを購入される方の不安を少しでも解消するために、具体的な数字や項目を例示しながらご紹介いたします。
1. 初期費用とは？物件価格とは別に必要な費用
物件価格だけを見て資金計画を立ててしまうと、思わぬ出費に驚いてしまう可能性があります。新築戸建ての購入時には、以下のような費用が初期費用として発生します。
- 住宅ローン関連費用
- 税金（登録免許税、不動産取得税など）
- 登記関連費用
- 火災保険・地震保険
- 仲介手数料（仲介物件の場合）
- 引越し費用・家具家電購入費
- 外構工事費（未施工の場合）
- その他手数料・印紙代 など
2. 初期費用の主な内訳と相場
住宅ローン関連費用
住宅ローンを利用する場合、次のような費用が発生します。
- 住宅ローン事務手数料：借入額の2％程度（例：借入3,000万円 → 約60万円）
- 融資事務手数料：3〜5万円、もしくは借入額の2％程度（金融機関によって異なる）
- 団体信用生命保険（団信）：金利に含まれるケースが多いが、別途支払うこともあり
最近では「保証料無料」とうたう金融機関も増えていますが、その分金利がやや高めに設定されている場合もあるため、総支払額で比較検討することが大切です。
登記関連費用
登記には、所有権移転登記・抵当権設定登記などがあり、司法書士に依頼するのが一般的です。
- 登録免許税：固定資産税評価額に対して一定割合（例：所有権移転登記 0.15%、抵当権設定登記 0.1%）
- 司法書士報酬：10万〜15万円程度
火災保険・地震保険
住宅ローンの契約条件として加入が義務付けられていることが多く、保険期間や補償内容によって金額は異なります。
- 火災保険（5年分）：15〜25万円程度
- 地震保険：5〜10万円程度（火災保険に付帯）
仲介手数料（仲介物件の場合）
新築戸建てが仲介物件の場合、宅建業者へ仲介手数料を支払う必要があります。
- 仲介手数料：物件価格 × 3％ + 6万円 + 消費税
（例：3,000万円の物件 → 約105万円）
売主物件であれば不要な場合もあるので、物件の販売形態を確認しましょう。
税金関連
- 印紙税：売買契約書に貼付。物件価格により異なるが1〜3万円が一般的
- 不動産取得税：原則、取得後数ヶ月で納税通知書が届く。軽減措置あり（詳細は自治体ごとに異なる）
3. 初期費用の合計額はどれくらい？
例として、3,500万円の新築戸建てを購入するケースを考えてみましょう。
| 項目 | 金額（概算） |
|---|---|
| 住宅ローン事務手数料 | 約70万円 |
| 融資事務手数料 | 約10万円 |
| 登記費用（司法書士報酬含む） | 約15万円 |
| 火災・地震保険 | 約20万円 |
| 仲介手数料（仲介物件） | 約121万円 |
| 引越し・家具家電 | 約30万円 |
| 印紙税 | 約2万円 |
| 外構工事（未施工の場合） | 約50万円 |
| 合計 | 約318万円 |
物件価格とは別に、300万円を超える費用がかかることになります。購入を検討する際には、この初期費用も含めて、無理のない資金計画を立てることが重要です。
4. 初期費用を抑えるためのポイント
● 売主物件を選ぶ
仲介手数料が不要な売主物件を選ぶことで、100万円以上の費用を節約できる可能性があります。
● 住宅ローンの条件を比較
金融機関ごとに保証料や事務手数料の金額は異なるため、複数の金融機関を比較してみましょう。ネット銀行などでは、初期費用が安く済むプランもあります。
● 火災保険の補償内容を見直す
補償内容をしっかり見極めることで、必要以上に高額な保険に加入せずに済みます。保険代理店や比較サイトでの相談も有効です。
5. まとめ｜初期費用も含めて無理のない住宅購入を
新築戸建てを購入する際には、物件価格だけでなく、初期費用として数百万円単位の支出が発生することを忘れてはいけません。特に住宅ローンの手数料や保険料、登記費用、仲介手数料など、見落としがちな費用も多くあります。
事前に必要な費用をしっかり把握し、資金計画を立てておくことで、購入後に後悔することを防ぐことができます。また、費用を少しでも抑える工夫をすることで、浮いたお金を新生活の準備に充てることも可能です。
当社では、物件選びからローンのご相談、初期費用のシミュレーションまで、トータルでサポートしております。新築戸建ての購入をお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。