風はまだひんやりしている

今日は朝から少し曇りがちな空で、春らしいやわらかな光が街を包んでいた。風はまだ少しひんやりしているけれど、どこか優しくて、季節の移り変わりを感じさせてくれる一日だった。こんな天気の日は、なぜか時間の流れもゆっくりに感じる。

昼過ぎ、近所を歩いていると、一匹の猫が日向ぼっこをしていた。曇り空の合間から差し込むわずかな日差しを見つけて、気持ちよさそうに目を細めている。その姿を見ていると、忙しさに追われている自分が少しだけ恥ずかしくなった。猫のように、ただその瞬間を味わうことも大切なのかもしれない。

天気に一喜一憂する毎日だけれど、どんな空の下でも、小さな癒しはちゃんと転がっている。今日の猫との出会いも、そのひとつ。何気ない一日が、ほんの少し特別に感じられた。そんなささやかな出来事を大切にしながら、また明日も穏やかに過ごしていきたい。