松下幸之助さんの本を久しぶりに手に取りました。
『道をひらく』を読んで感じたこと
みなさんこんにちは。先日、久しぶりに松下幸之助さんの著書『道をひらく』を読みました。経営の神様とも呼ばれる松下さんが残した短い随想が一冊にまとめられており、1968年の初版以来、今も多くの人に読まれているロングセラーです。
この本は、難しい経営理論や専門的な知識が書かれているわけではなく、「人としてどう生きるか」というシンプルなテーマが中心です。1話ごとが1〜2ページと短く、ちょっとした時間に読み進められるのも魅力でした。
特に印象に残ったのは「失敗を恐れずに挑戦する姿勢」についての言葉です。松下さんは「失敗を恐れるより、真剣でないことを恐れたい」と語っています。仕事をしていると、失敗を避けようとして慎重になりすぎることがありますが、その姿勢こそが成長の妨げになるのだと気づかされました。
また「好況よし、不況さらによし」という考え方にもハッとしました。不況のときは嘆くのではなく、そこから学び、工夫することで次の飛躍につながる。現代の不確実な時代を生きるうえでも、前向きにとらえる姿勢が大切だと感じます。
読み進めるうちに、この本は単なる経営者の言葉集ではなく、日常をよりよく生きるための“人生の指針”だと実感しました。朝に1篇読むだけでも、一日の気持ちが前向きになります。
『道をひらく』は、社会人だけでなく学生や主婦の方にもおすすめできる本です。心が迷ったときにページを開けば、自分なりの答えを見つけるヒントがきっとあると思います。