万博ってこんなに世の中を動かしてきたんだ!
🌏 万博ってなに?未来と世界をつなぐ場所
「万博」と聞くと、少し特別な響きがありますよね。正式には「万国博覧会」といい、世界中の国が集まって 最新の技術や文化を紹介する国際イベント のことを指します。英語では「Expo(エキスポ)」と呼ばれています。
その始まりは1851年、ロンドンで開かれた第1回万博。巨大なガラスの建物「クリスタルパレス」で行われ、当時の産業革命の成果を世界に示しました。電話や電気、自動車など、私たちの生活を大きく変えた発明も、実は万博から世に広まったものが多いんです。
日本でも何度か開催されていて、1970年の大阪万博では「太陽の塔」がシンボルとなり、2005年の愛知万博では「モリゾーとキッコロ」が大人気でした。どちらも、その時代を象徴する記憶として多くの人の心に残っています。
大阪・夢洲で「大阪・関西万博」が開催されています。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。AIやロボット、最新医療、環境技術など、未来の暮らしを体験できる展示が目白押し。まさに「これからの社会の姿」を、五感で味わえるイベントです。
万博は単なるお祭りではなく、「世界と未来を同時に体験できる特別な場所」。歴史を振り返りながら、次の時代を感じることができるチャンスなんですよね。
万博の歴史
「万博(万国博覧会)」と聞くと、未来的なパビリオンや技術展示を思い浮かべる人も多いと思います。でも実は、万博の歴史を振り返ると、人類の進歩と切っても切れない存在であることが見えてきます。
◆ 第1回万博:ロンドン1851年
産業革命の真っ只中に開催された最初の万博。巨大なガラス建築「クリスタルパレス」は、その象徴でした。ここで「蒸気機関」や「最新の繊維製品」などが展示され、人類の技術力を世界に示しました。
◆ パリ万博(1889年)
この時に建てられたのが、今も観光名所として愛される エッフェル塔。万博のために建てられた建築物が、後世にまで残る代表的な例です。
◆ 日本の万博と記憶
- 1970年 大阪万博:「人類の進歩と調和」がテーマ。月の石や動く歩道などが話題となり、岡本太郎の「太陽の塔」が今もシンボルとして残っています。
- 2005年 愛知万博:「自然の叡智」がテーマ。地球環境への意識を高めるきっかけとなり、モリゾーとキッコロが人気者に。
◆ 万博が生み出してきたもの
電話、電気、エレベーター、自動車…今では当たり前のものも、実は万博が初めて紹介した舞台でした。万博は、未来の社会を先取りして見せる場所になっています。